大きな遺影は、写真店に依頼するか、自分でスキャンして印刷すれば、小さなサイズに作り直せます。L判や2L判などにすれば、写真立てに入れて棚やリビングにも気軽に飾れます。

この記事では、遺影を小さくする方法とサイズの選び方、作り直したあとの元の遺影の扱いについて解説します。

遺影を小さくしたい理由

葬儀で使う遺影は、祭壇に飾って遠くからでも見えるよう、大きめのサイズで作られていることが多くあります。葬儀のあと、そのまま自宅に飾ろうとすると、次のようなことに困る方が少なくありません。

  • 仏間や長押がなく、掛ける場所がない
  • 仏壇が小さく、遺影を並べると圧迫感がある
  • 代々の遺影が何枚もあり、すべては飾れない
  • 引っ越しで、大きな額を運ぶのが難しい

遺影を小さくする方法

写真店に依頼する

写真店では、写真を複写して好きなサイズでプリントしてもらえます。色あせた写真の補正に対応している店もあります。仕上がりの品質を重視したい場合や、ご自身での作業が難しい場合に向いています。料金や仕上がりまでの日数は店によって異なるため、事前に確認しましょう。

自分でスキャンして印刷する

家庭用のスキャナーやスマートフォンのスキャンアプリで写真をデータにし、家庭用プリンターやコンビニのプリントサービスで印刷する方法です。手軽で費用を抑えられます。額縁のガラス越しに撮影すると反射が入るため、写真を額から出してからスキャン・撮影するのがおすすめです。

元のデータがないか確認する

遺影を作成した葬儀社や写真店に、元のデータが残っている場合があります。保管期間は依頼先によって異なりますが、問い合わせてみる価値はあります。元のデータがあれば、きれいな状態で小さなサイズに作り直せます。

サイズの選び方

飾る場所に合わせて、サイズを選びましょう。よく使われる写真のサイズは次のとおりです。

よく使われる写真のサイズ
サイズ大きさ(目安)向いている置き場所
L判89×127mm小さな仏壇の中や、棚の上
はがき100×148mm棚の上、デスクの上
2L判127×178mmリビングの棚、仏壇の横

写真立ては、写真のサイズに合わせて選びます。手元供養の小さな仏具とあわせて飾る方もいます。

小さくするときの注意点

  • 画質:古い写真や小さな写真を引き伸ばした遺影は、もともと画質が粗いことがあります。縮小する場合は目立ちにくくなりますが、仕上がりが気になる場合は写真店に相談しましょう。
  • 写真館で撮影した写真:写真館で撮影された写真の複製について、扱いを確認しておくと安心です。
  • データの保存:スキャンしたデータは、パソコンやクラウドなど複数の場所に保存しておくと、なくしてしまう心配が減ります。

元の大きな遺影はどうする?

小さく作り直したあとの元の遺影は、保管しても、手放しても構いません。保管する場合は、湿気や直射日光を避け、ガラスが割れないよう包んでおきましょう。詳しくは「遺影を飾る場所がない場合は?」で解説しています。

手放す場合は、ごみとして出す方法と、供養して手放す方法があります。「写真は小さくして手元に残したので、元の遺影はきちんと見送りたい」という方には、供養を選ばれる方が多くいます。

おもいで供養便では、額縁から外したお写真をご郵送いただくだけで、提携寺院にて僧侶の読経のもとご供養し、お焚き上げいたします。お焚き上げの後はご返却できないため、スキャンや複製を済ませてからお送りください。

よくある質問

遺影をスマートフォンで撮影しても、きれいに残せますか?
明るい場所で、写真と平行になるように撮影すれば、小さなサイズの印刷には十分な品質で残せることが多いです。反射を防ぐため、額のガラスは外してから撮影しましょう。
白黒の遺影をカラーにできますか?
写真店などで、白黒写真のカラー化に対応している場合があります。仕上がりの印象が変わるため、ご家族と相談してから依頼するとよいでしょう。
小さくした遺影も、いずれ供養できますか?
はい、小さな写真でも供養を依頼できます。おもいで供養便では、お写真1点あたり3,000円(税込・送料別)でお受けしています。

まとめ

大きな遺影は、写真店に依頼するか、自分でスキャンして印刷すれば、L判や2L判などの小さなサイズに作り直せます。作成した葬儀社や写真店に元のデータが残っていないか、確認してみるのもよいでしょう。

作り直したあとの元の遺影は、保管するか、供養して手放すかを選べます。ご自身の暮らしに合った形で、故人を身近に感じてください。