故人の写真は、処分しても問題ありません。何十冊ものアルバムや、箱いっぱいのスナップ写真をすべて保管し続けるのは、現実的には難しいことも多いものです。
大切なのは、残したい写真をきちんと選んでから手放すことです。この記事では、故人の写真やアルバムを整理する手順と、手放す写真の処分方法をご紹介します。
故人の写真を処分してもいい?
写真を処分することに、法律上や宗教上の決まった禁止事項はありません。それでも、故人の笑顔が写った写真を手放すことに、ためらいを感じるのは自然なことです。
「全部残す」か「全部捨てる」かの二択ではなく、残す写真を選び、それ以外を手放すという考え方をすると、気持ちの負担が軽くなります。
整理を始める前に考えたいこと
- 急がなくてよい:気持ちが落ち着かないうちは、無理に進める必要はありません。箱にまとめて、時期を改めてもよいのです。
- ご家族と一緒に見る:一人で判断せず、ご家族と見ながら選ぶと、思い出話が生まれ、残す写真も決めやすくなります。
- ほかの方が写っている写真に配慮する:ご親族やご友人が写っている写真は、その方にお渡しすると喜ばれることがあります。
写真の整理方法
残す写真を選ぶ
選ぶ基準は人それぞれですが、たとえば次のような写真を残す方が多いようです。
- 故人らしい表情がよく写っている写真
- 家族の節目(結婚式、入学式、旅行など)の写真
- 故人が大切にしていた写真(手帳に挟んでいた、飾っていたなど)
反対に、風景だけの写真、ピンぼけや似たような構図の写真、誰が写っているかわからない写真は、手放す候補にしやすいでしょう。
アルバムから外して減らす
アルバムは厚みがあり、場所をとります。残したい写真だけを外して、薄いアルバムや写真ボックスにまとめ直すと、保管しやすくなります。古いアルバムでは、写真が台紙に貼り付いていることがあるため、無理にはがさないよう注意してください。
データ化する
スキャナーやスマートフォンのスキャンアプリを使えば、自宅でも写真をデータにできます。枚数が多い場合は、写真店などのデータ化サービスを利用する方法もあります。データにしておけば、原本を手放しても、必要なときに焼き増しできます。
家族と共有する
データ化した写真は、ご家族やご親族と共有しやすくなります。遠方に住むご親族にも、故人の思い出を届けることができます。
手放す写真の処分方法
手放す写真は、主に次の2つの方法で処分します。
| ごみとして出す | 多くの自治体で可燃ごみとして出せます。白い紙や封筒に包み、顔が見えないようにすると気持ちの区切りをつけやすくなります。アルバムの表紙や金具は、素材によって分別が必要な場合があります |
|---|---|
| 供養して手放す | 寺院やお焚き上げ、郵送供養サービスに依頼します。ごみとして出すことに抵抗がある場合に選ばれています |
ご家族やご友人など、ほかの方が写っている写真をごみとして出す場合は、包んでから出すなど、人目に触れないよう配慮すると安心です。ご自身で処分する場合の手順は「遺影はそのまま捨ててもいい?」でも詳しく解説しています。
供養して手放すという方法
故人の写真は、遺影でなくても「ごみと一緒に出すのはしのびない」と感じるものです。そのような場合は、供養して手放すことで、気持ちよく区切りをつけられます。
おもいで供養便では、遺影だけでなく、スナップ写真も同じ料金体系でお受けしています。アルバムはお受けしていないため、お写真をアルバムから外してお送りください。アルバムの表紙や台紙は、上の表のとおり自治体のルールに従って処分できます。お預かりしたお写真は供養の目的以外に一切使用せず、第三者に開示することもありません。
よくある質問
- 写真を処分する時期に決まりはありますか?
- 決まった時期はありません。四十九日や一周忌などの法要を区切りにする方、遺品整理や引っ越しのタイミングで整理する方などさまざまです。
- ネガフィルムはどうすればいいですか?
- ネガフィルムが残っていれば、写真店などでデータ化や焼き増しを依頼できる場合があります。処分する場合は、プラスチック類として扱われることが多いため、お住まいの自治体の分別ルールを確認してください。
- 写真を送ったら、ほかの人に見られることはありませんか?
- 依頼先の取り扱い方針を確認しましょう。おもいで供養便では、お預かりしたお写真を供養の目的以外に使用せず、第三者に開示することもありません。個人情報の取り扱いはプライバシーポリシーに定めています。
まとめ
故人の写真は、処分しても問題ありません。ご家族と一緒に残す写真を選び、データ化や共有をしたうえで、手放す写真はごみとして出すか、供養するかを選びましょう。
遺影やアルバムが遺品整理で見つかった場合の進め方は、「遺品整理で見つかった遺影はどうする?」もあわせてご覧ください。