遺影の供養は、郵送でも依頼できます。寺院や供養サービスの中には、写真を郵送で受け付け、読経などの供養を行ったうえで、お焚き上げまで対応しているところがあります。
この記事では、郵送による遺影供養の一般的な流れと、費用の確認ポイント、遺影を発送するときの注意点を解説します。
郵送による遺影供養とは
郵送供養とは、供養してほしい品を寺院や供養サービスへ送り、依頼者が立ち会わずに供養してもらう方法です。遺影や写真のほか、人形やお守りなどを受け付けているところもあります。
供養の内容は依頼先によってさまざまです。僧侶が読経したうえでお焚き上げを行うところもあれば、お焚き上げのみを行うところもあります。また、複数の方のお品をまとめて供養する「合同供養」と、一件ずつ供養する「個別供養」に分かれていることもあります。
郵送供養を利用するメリット
寺院へ直接行かなくても依頼できる
寺院に持参する場合は、受付日や時間に合わせて足を運ぶ必要があります。郵送であれば、ご自身の都合のよいときに発送するだけで済みます。お付き合いのあるお寺がなく、どこに頼めばよいかわからない方にも利用しやすい方法です。
遠方からでも依頼できる
実家の片付けで遺影が出てきたものの、自宅から遠い、近くに写真の供養を受け付けている寺院がない、といった場合でも、郵送であれば距離を気にせず依頼できます。
自宅から手続きを進められる
申し込みから支払い、発送までを自宅で完結できるサービスが増えています。ご高齢の方や、仕事や子育てで時間が取りにくい方でも、無理なく進められます。
郵送による遺影供養の一般的な流れ
依頼先によって細かな違いはありますが、おおむね次のような流れで進みます。
- 申し込み:ウェブサイトや電話で申し込みます。事前に支払うところと、品物の到着後に支払うところがあります。
- 梱包・発送:案内に従って遺影を梱包し、指定の送付先へ送ります。
- 到着の確認:品物が届いたことを、メールなどで知らせてもらえる場合があります。
- 供養・お焚き上げ:依頼先の日程に従って、供養やお焚き上げが行われます。
- 完了の報告:メールや書面、証明書などで完了が知らされます。
郵送供養の費用
郵送供養の料金は、依頼先によって設定の仕方が異なります。写真1点ごとに料金が決まっているところ、箱の大きさごとに決まっているところなどがあります。比較するときは、表示されている料金に何が含まれているかを確認しましょう。
- 送料:依頼先までの送料は、依頼者の負担になることが一般的です。
- 供養の内容:読経の有無、合同供養か個別供養か。
- オプション:供養証明書や、供養の様子の報告などが別料金になっている場合があります。
依頼先ごとの料金の仕組みは「遺影の供養費用はいくら?」で比較しています。参考までに、おもいで供養便の料金は次のとおりです(すべて税込)。
| お焚き上げ供養 | お写真1点 3,000円 |
|---|---|
| 供養証明書(任意) | 1通 3,000円(郵送料込み) |
| 個別供養(任意) | 1件 30,000円(供養の様子を動画でお届け) |
| 送料 | 当協会までの送料はお客様のご負担(元払い) |
遺影を発送する際の注意点
遺影を送るときは、次の点に気をつけましょう。依頼先の案内がある場合は、そちらを優先してください。
- 額縁・写真立てから写真を外す:額縁やガラスは焚き上げられないため、写真のみを受け付ける依頼先が多くあります。ガラスは輸送中に割れるおそれもあります。外した額縁は、お住まいの自治体の分別ルールに従って処分できます。
- 折れを防ぐ:厚紙を添えて封筒に入れると、写真が折れ曲がりにくくなります。
- 追跡できる方法で送る:大切な品なので、配達状況を確認できるレターパックや宅配便などがおすすめです。
- 支払い方法を確認する:着払いを受け付けていない依頼先もあります。
- 残したい写真は控えを取る:お焚き上げのあとは返却できません。手元に残したい場合は、発送前にスキャンや複製をしておきましょう。
安心して依頼するための確認事項
郵送供養は顔の見えないやり取りになるため、依頼先の情報をよく確認することが大切です。
- 運営者の名称・住所・連絡先が明記されているか(特定商取引法に基づく表記など)
- 供養の内容(読経の有無、お焚き上げの有無)が具体的に説明されているか
- 供養の日程や、完了までのおおよその期間が示されているか
- 取消しや返金の条件が明記されているか
- 完了の報告方法(メール・証明書など)が決まっているか
おもいで供養便のサービス案内
おもいで供養便は、想い結び供養協会が運営する、郵送による写真供養サービスです。お預かりしたお写真は当協会が管理し、提携寺院へお届けしたうえで、僧侶の読経のもとご供養し、お焚き上げいたします。宗派は問いません。
- 本サイトのフォームからお申し込み・お支払い(クレジットカード・PayPay)
- 決済後に届くご案内メールに従い、額縁から外したお写真を当協会へご郵送
- お品の到着をメールでご連絡
- 毎月10日の合同供養法要にて読経供養ののち、お焚き上げ
- 完了をメールでご報告(供養証明書をお申し込みの方には、完了後2週間程度で郵送)
お品の到着から完了まで、おおむね3〜4週間です。合同供養法要は、寺院名・所在地を非公開としているためご参列いただけませんが、供養の様子をご覧になりたい方には、個別供養(動画でのご報告)をご用意しています。
よくある質問
- 遺影以外の写真も一緒に送れますか?
- 依頼先によります。おもいで供養便では、スナップ写真も遺影と同じ料金でお受けしています。アルバムはお受けしていないため、お写真をアルバムから外してお送りください。人形・仏具・お守りなど写真以外のお品は、種類によって対応が異なるため、事前にご相談ください。
- 宗派が違っても依頼できますか?
- 宗派を問わず受け付けている依頼先は多くあります。おもいで供養便も宗派不問で、檀家になっていただく必要はありません。
- 送ったあとに気が変わったら、返してもらえますか?
- 条件は依頼先によって異なります。おもいで供養便では、提携寺院へお引き渡しする前であれば返送に応じます(返送料はお客様のご負担)。供養・お焚き上げの執行後はご返却できません。
まとめ
遺影の供養は、郵送でも依頼できます。来寺や日程調整の必要がなく、遠方からでも自宅で手続きを進められるのが特長です。
依頼するときは、供養の内容や料金に含まれるもの、完了の報告方法を確認しましょう。発送の際は額縁から写真を外し、残したい写真は控えを取ってから送ると安心です。
ほかの手放し方もあわせて検討したい方は、「遺影の処分方法5選」もご覧ください。